【東京に上京してゼロから作り上げる人生】

・運命のラーメン屋さんとの出会い
・巡り巡って決断したGlobridge社員の道
・念願の責任者として担う店舗出店
・「ゴエモン」の行きつく場所とは

入社3年目 26才
出身:福岡
趣味:お酒を飲むこと
学生の頃から仕事に対しては使命感もって取り組んでいた

Q、東京に上京するきっかけは何ですか?

福岡で高校を卒業して工場に約3年勤務していました。ですが上司の給料を聞いたら想像以上に少なくて、このままここにいていいのか不安になったんです。以前から県外に出たいと思っていたので、出るなら日本のど真ん中である東京に行こうと思って上京してきました。

Q、東京に来てからは何をしていましたか?

友達もいないし仕事も決まっていなかったので、まずはアルバイトをしようと思って家の周辺を歩き回っていた時に福岡のラーメン屋さんを見つけました。そのお店は大将もアルバイトの方も福岡出身だったためすごい話が盛り上がっちゃって、そこから毎日通うようになったんです。

そのうち大将が「お前、お金ないだろ。だったらいつでもうちに飯食いに来いよ」って言ってくれて、毎日ラーメン食べて皿洗いして帰るっていう習慣になったんです。10席くらいの小さいお店なんですが常連さんで賑っている雰囲気が凄い好きで、のちにこのお店がゴエモン(Globridgeが展開しているローカル居酒屋)のモデルとなります。

そのお店で働きたかったのですが、そこはお店も小さくてアルバイトさんももう2人いたので雇えないと言われて別のお店を紹介してくれました。紹介してくれたダーツバーで半年働くのですが、時給も少ない上に休みもほとんど取れない状態だったので他を探すことにしたんです。福岡にいた時に唯一聞いたことがあった「高田馬場」で探し、そこで出会ったのが「はちすか小六」という居酒屋で今の「米家ル」(Globridge のお店)の店舗です。

Q、Globridgeの店舗でのアルバイト時代はどうでしたか?

まず、入ったからにはここでナンバーワンを取ろうと思っていたので、シフトも好きなように全部入れてくださいと言って最初から最後まで働いていました。自分からどういう風にやればいいか聞きに行き、やってほしいことは全部やりますって言っていました。

当時のお店の雰囲気はアルバイトが好き勝手にやっていてチームワークの欠片もなかったんです。そんな時に新卒の社員(通称:じゅん)が入ってきて、じゅんが僕をトップランナー(アルバイトのまとめ役)として扱ってくれたんです。

売上も悪かったのでこのままだとお店の存続が厳しいということで、1回メンバー全員でミーティングをすることになりました。そのミーティングでアルバイト全員が不満を店長(アルさん)と社員(じゅん)にぶつけると、アルさんが「僕らも良くなかったところがあるね」とアルバイトの言うことを素直に受け入れたんです。その時にこの人たち凄いなーって思い、自分も本格的にお店の改善に協力し始めました。

Q、社員となるきっかけは何ですか?

アルバイト時代はずっとダブルワークをしていて、そのもう1つのバイトのオーナーから不動産業界で働いてみないかと誘われたんです。お金もなくて困っていたので正社員としてしっかり働こうと思い、はちすか小六を辞めました。不動産業界でもナンバーワンになろうと思っていたのですが全然うまくいかなくて、最終的には社長と喧嘩して約2か月で辞めてしまったんです。

アルさんに辞めたことを報告すると「もう1回一緒にやらない?」って言われたんですが、すでにイタリアンのお店をプロデュースする仕事の面接を受けていたんです。お店を作りたいと思っていたので、アルさんのお誘いを断りイタリアンのお店で働き始めました。

アルさんからは「その仕事が本当にやりたいことで、それが出来る環境ならいいね」って言われたことが僕の中で凄く引っ掛かってしまい、やっぱりはちすか小六に戻ることにしたんです。アルさんに「社員として入れてください」とお願いして、やっと社員として戻ってきました。なので、僕はGlobridgeがいいというよりは創業エリアでこのメンバーと働きたいという気持ちが一番強かったです。

Q、社員となって変わったことはありますか?

僕が入社した時にいた女性の店長が辞めてしまったので、割とすぐに店長になりました。ですが、僕がこれしたいあれしたということをマネージャー(アルさん)から全て止められてしまったんです。優先順位が違うからまずは目標設定をしてから行動するようにと言われて、最初は本当にやりたいことは何もやらせてもらえなかったです。そこから、どうすれば自分のやりたいことをやらせてもらえて、意見を言えるようになるのかを真剣に考えていくうちに行動が変わってきました。

また、お客様と仲間に対してどれだけ価値を与えられるかはずっと意識しています。お客様を喜ばせるのは当たり前ですが、なぜ喜ばせるのか、お客様はなぜそこにお金を払うのか、働いた分の給料はどこから出ているのか、最終的には「何のためにそれをやるのか」をアルバイトの人にも絶対理解させています。

Q、どうしてゴエモン業態(Globridgeが展開しているローカル居酒屋)が生まれましたか?

社内でいろんなお店が業態変更をし始めた頃、うちのエリアはリピーター売上を上げる施策を打っていたのでリピーターさんをつけるために頑張っていました。その結果、覆面調査と社内の衛生検査で高得点だったうちのエリアだけが新店を作っていいことになったんです。僕がイメージしていたお店はまさにアルバイト時代のラーメン屋さんなので、いつ行っても心が温かくなる場所を作りたいと思い、ローカル居酒屋にしました。

Q、今後はどうしていきたいですか?

ゴエモン業態を広げていくのはもちろんですが、ゴエモンを価値ある場所にしたいです。

お客様にとっては僕が上京した時に出会ったラーメン屋さんのように、同じ思いをしてきた人が集まる街のゴエモンでありたいです。スタッフにとってはゴエモンで働くことで人として成長することが出来、スタッフの親御さんからも感謝されるようなゴエモンであり続けたいです。