飲食店マーケティングの為の『外食ニュースまとめ』（2021/11/9～11/15）

先週は、DoordashのWolt買収といったデリバリー関連では大きなニュースがありました。今後の勢力図が変わっていくかもしれませんね。緊急事態宣言解除後1か月が経過しましたので、時間帯によっての今後の売上の戻り予想やルート別の売上（イートイン、テイクアウト、デリバリーetc.）も見えてきているかと思います。今後の方針を固めてくるところが来週以降に増えてくるでしょう。
　

・米フードデリバリ大手DoorDash、フィンランド発の同業Woltを9,100億円で買収へ
https://thebridge.jp/2021/11/doordash-acquiring-wolt
米フードデリバリ大手DoorDash、フィンランド発の同業Woltを9,100億円で買収へ | BRIDGE（ブリッジ）テクノロジー＆スタートアップ情報米フードデリバリ大手DoorDash、フィンランド発の同業Woltを9,100億円で買収へアメリカのオンデマンドフードデリバリ大手 DoorDash（NY 証取：DASH）は、フィンランドを拠点とするスケールアッthebridge.jp

　また、ひとつ統合が進みました。アメリカ最大手のフードデリバリーアプリのdoordashがwoltを買収しました。今のところ日本のwoltブランドは残していくということです。doordashの日本国内でのカバー範囲が一気に広がりますので、dashマートの拡大を図っていくのではないか?と個人的には思っています。さらにこの1年で大きく勢力図が変わりそうな気がします。
　出前館は相変わらず、システムの改修が見られなく、販促での攻勢しかしていないので海外勢にまくられそうですね。。

・すかいらーくとロイヤルに見る、大手外食のアフターコロナの明暗https://news.yahoo.co.jp/articles/630e38183be9efcebf507c83b7a23fcac63248d1
すかいらーくとロイヤルに見る、大手外食のアフターコロナの明暗（BUSINESS INSIDER JAPAN） – Yahoo!ニュース11月8日週は外食大手の決算発表が続いた。緊急事態宣言の解除直前の9月末までの決算のため、解除後の客足や売り上げがどこまでnews.yahoo.co.jp

　すかいらーくは、デリバリーに関しては今後競争激化を見込み、過度の期待はせずに、「ビジネスモデルの効率化」に活路を見いだそうと配膳ロボ導入、注文端末「デジタルメニューブック」の改善、キャッシュレスレジの導入などによって効率化を進めている。一方ロイヤルは、テイクアウト・デリバリーの販売強化といったこれまでの路線に留まっているようです。

・2021年のSNSマーケティング予算　約7割の企業が増額――アライドアーキテクツ調査
https://marketing.itmedia.co.jp/mm/articles/2111/10/news145.html
2021年のSNSマーケティング予算　約7割の企業が増額——アライドアーキテクツ調査「食品」「飲料」「化粧品」「外食」「小売」の各業種におけるSNS活用実態は？marketing.itmedia.co.jp

　外食もSNSマーケティングに力を入れだしていますね。

・2021年流行グルメキーワードは「0.7食」「健康」マリトッツォ、オートミール……今年の流行グルメを振り返る『HOT PEPPER』が今年流行ったグルメを全国の20-30代・男女約2,000人に聞きました
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001282.000011414.html
2021年流行グルメキーワードは「0.7食」「健康」マリトッツォ、オートミール……今年の流行グルメを振り返る株式会社リクルートのプレスリリース（2021年11月11日 11時00分）2021年流行グルメキーワードは[0.7食][健prtimes.jp

今回の調査では「1日の平均運動量が減った」が約半数、「1日3食を毎食しっかり食べることは食べ過ぎだと感じる」が約4割、「1日のうち1食は『おやつ以上食事未満の軽食』（1食7割程度の分量）に変えたい」が約半数を占める結果となったとの事で、運動量が減ったことに伴って摂取カロリーも減らそうといった心理が働いているようですね。

■「2021年に流行ったと思うグルメ」TOP10
（n=2,075、3つまでの複数回答）

・買収劇から約1年､大戸屋HD｢黒字化｣への難路~コロワイド出身社長が語る大戸屋再建の秘策~　
https://premium.toyokeizai.net/articles/-/28794?mtest=a&utm_campaign=EDtkprem_2111&utm_content=468149&utm_medium=article&utm_source=edTKO#contd
買収劇から約1年、大戸屋HD「黒字化」への難路 | コロワイド出身社長が語る大戸屋再建の秘策——足元の既存店売上高はコロナ前の2020年3月期比で7割程度にとどまっています。2021年4～9…premium.toyokeizai.net

　人件費の削減は進み、メニューの絞り込みと徐々に改善はすすめているようですが、まだまだ時間はかかりそうな感じがしますね。

・大阪王将､黒字決算を支えるあの｢ドル箱｣の実力～コロナ禍で冷凍ギョーザが大健闘､工場増設も～
https://toyokeizai.net/articles/-/467425 大阪王将、黒字決算を支えるあの「ドル箱」の実力 | 外食「引き続き食品事業の販売が好調で、外食のマイナスを補ったかたちだ」中華料理チェーン「大阪王将」などを展開するイートアンドホtoyokeizai.net

大阪王将の業績好調の背景として、冷凍餃子がかなり寄与しています。ブランドを使った食材販売も販路の一つとして視野に入れていかれたらいいですね。

・コロナ禍でもスシローが絶好調、店内飲食の減少を持ち帰りが補う　21年9月期決算
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2111/08/news095_2.html
コロナ禍でもスシローが絶好調、店内飲食の減少を持ち帰りが補う　21年9月期決算コロナ禍で多くの外食企業が苦戦した。大手回転寿司チェーンのスシローは絶好調だった。スシローを展開するFOOD＆LIFE Cwww.itmedia.co.jp

店内飲食の売り上げは減ったが、テイクアウトやデリバリーなどの売り上げが増加。その結果、既存店売上高は前年比104.3％と好調だった。コロナ前の19年と比較しても、99.0％という結果に。さらにテイクアウトのシステム的な部分での拡充を図っているようです。

・”飲食店向けアプリ史上初機能、スタッフへ投げ銭が可能に”「日本酒原価酒蔵公式アプリ」にて11/13より本格スタート
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000055180.html
“飲食店向けアプリ史上初機能、スタッフへ投げ銭が可能に”「日本酒原価酒蔵公式アプリ」にて11/13より本格スタート┃株式会社クリエイティブプレイスが展開する飲食店向…株式会社クリエイティブプレイスのプレスリリース（2021年11月13日 11時39分）”飲食店向けアプリ史上初機能、スタッprtimes.jp

　「日本酒原価酒蔵公式アプリ」にて11/13 投げ銭機能の運用開始をし始めたようです。スタッフへの投げ銭の仕組みのようです。チップ的なものではありますが、いろいろと問題も起きそうな気がします。どうなっていくのか？も見ていきたいですね。

・バーガーキング親会社、米サンドイッチチェーンを10億ドルで買収
https://news.yahoo.co.jp/articles/460f43b2e5b2ea51c38206d1570e0c7bf8dd4d2f
バーガーキング親会社、米サンドイッチチェーンを10億ドルで買収（ロイター） – Yahoo!ニュース［１５日　ロイター］ – ハンバーガーチェーン「バーガーキング」を傘下に持つ外食大手レストラン・ブランズ・インターnews.yahoo.co.jp

　ハンバーガーチェーン「バーガーキング」を傘下に持つ外食大手レストラン・ブランズ・インターナショナルは１５日、米サンドイッチチェーンのファイアハウス・サブスを１０億ドルで買収すると発表しました。ファイアハウス・サブスは参加にフライドチキンチェーン「ポパイズ」とドーナツ・コーヒーチェーン「ティムホートンズ」を展開しています。どちらも業績不振の模様。バーガーキングも低価格メニューが不振で厳しいようですね。

・【お酒の飲用に関する調査】ここ１年、お酒を一緒に飲むことが多い人は「配偶者」がお酒飲用者の4割強、「友人」が約15％。2018年調査と比べて「自分ひとり」は増加、友人や職場関連は減少https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001107.000007815.html
【お酒の飲用に関する調査】ここ１年、お酒を一緒に飲むことが多い人は「配偶者」がお酒飲用者の4割強、「友人」が約15％。2018年調査と比べて「自分ひとり」は増加、友…MyVoiceのプレスリリース（2021年11月11日 11時10分）お酒の飲用に関する調査ここ１年、お酒を一緒に飲むprtimes.jp

コロナ前の3年前と比較しても頻度高く飲む人の割合の変化は小さいですが、頻度の低い人は減っていっていますね。飲まない人の割合も増えています。

＜＜ TOPICS ＞＞
■お酒を飲む人は7割で減少傾向。ここ1年、お酒を一緒に飲むことが多い人は「配偶者」がお酒飲用者の4割強、「友人（同性同士）」が約15%。2018年調査と比べて「自分ひとり」は増加、友人や職場関連は減少
■新型コロナウイルス感染拡大の影響によって、お酒の飲み方で変化したことは、「家でお酒を飲む時間が増えた」「お酒を飲む頻度が減った」がお酒飲用者の各20%台、「一人で飲むことが増えた」「お酒にかける金額が減った」が各10%台

・「FoodDataBank 外食トレンドニュース」2021年11月号公開定番メニューに見た目のインパクトをプラス！「パストラミ」人気が上昇中！
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000081.000012648.html
「FoodDataBank 外食トレンドニュース」2021年11月号公開定番メニューに見た目のインパクトをプラス！「パストラミ」人気が上昇中！株式会社SARAHのプレスリリース（2021年11月12日 09時00分）[FoodDataBank 外食トレンドニュースprtimes.jp

「外食トレンドニュース」では、「SARAH」で集まったユーザーの口コミ投稿を、外食ビッグデータ分析サービス「FoodDataBank」で分析したデータをもとに発表しているようです。パストラミを使ったメニューの評価が上がるといったデータもあるようですが、データ元が同一店舗での比較かどうか？わからないので、一概には言えなさそうですが、参考までに。。

【調査結果・サマリ】
・「パストラミ」の投稿数が右肩上がり！
・定番メニューの評価向上のカギは「パストラミ」！？